はじめに
奈良市大安寺二丁目にある「大安寺」では、2025年10月1日(水)から11月30日(日)まで、本尊・十一面観音菩薩立像の特別開扉が行われます。
支えるお仕事に携わる方にも、静かに立ち止まる時間として訪れていただきたい機会です。
開催概要
期間は10月1日から11月30日まで、拝観時間は午前9時から午後5時まで(受付は午後4時まで)となります。
通常非公開の本尊を間近に拝観できる貴重な機会です。
十一面観音菩薩立像とは
本尊の十一面観音菩薩立像は、奈良時代に刻まれた一木造像で、像高190.5 cmに及び国重文に指定されています。
普段は御簾越しにお姿を拝する秘仏ですが、特別開扉期間中はその全容を拝観できます。
見どころ
優美な胸飾り、流れる天衣、そして柔らかな体の表現—十一面観音像からは時代を超えた存在の“祈りの深さ”が伝わってきます。
がん封じのご本尊としても信仰を集めており、心に寄り添う時間を感じられるでしょう。
訪問のヒント
拝観時はゆったりと歩ける靴で、建物内では静かに作品を見つめることをおすすめします。
また、紅葉が始まる頃の境内の風景とともに、ゆるやかな時間を味わってみてください。
日常とのつながり
人を支える毎日のなかで、「守られてきたもの」「引き継がれてきた時間」の価値を再確認することは、大切な“心の整理”の時間にもなります。
こうした展示は、見えるものだけでなく、見えない積み重ねへの敬意を育みます。
交流のきっかけに
もし拝観して感じたことや印象的だった場面があれば、「かいご姉妹サロン」のひみつのお手紙(DM)機能を通じてその“気づき”を共有してみてください。
同じように心を傾ける方々との静かな交流が、ゆるやかにひろがるきっかけとなるかもしれません。

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